表参道に住んで20年以上になるボン姉が表参道界隈をご紹介するブログです。 たまに地元ならではのレアな情報も!?

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むか~しの表参道をご存知ですか?第2弾

投稿日:

こんにちは。ボン姉です。

 

今朝のボン君です。

 

死んでいる訳ではありません(笑)

 

白目になっていますが、ちゃんと生きていますのでご安心を。

 

どんなにiPhoneを近づけても、最後まで起きないボン君でした~。

寝る子は育つだね、ボン君!

もう育つっていう年齢じゃないけど・・・(笑)

 

 

 

先日、表参道の歴史についてお話させて頂きました。

むか~しの表参道をご存知ですか?

こんにちは。ボン姉です。 新型コロナの影響で、お出掛けを控える傾向にある日本。 表参道もいつもより人が少なめです。 外国 ...

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本日はその続きのお話をさせて頂きますね。

 

前回は1958年(昭和33年)「セントラルアパート」が出来たあたりまでお話させて頂きました。

 

「セントラルアパート」の1階にあった伝説の喫茶店「レオン」。

懐かしい〜と思われる方、少なくないのではないでしょうか。

 

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本日はその後の表参道のお話です。

 


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 表参道に都電?!

この頃、表参道交差点がある青山通りには都電(路面電車)が走っていました。

青山通りに都電(路面電車)なんて、現在では信じられない光景ですよね。

上の写真、向かって左奥に見える建物は青山学院です。

 

しかも都電(路面電車)の車庫もあったのですよ。

都電(路面電車)の車庫があったのは、現在のこどもの城・青山劇場の跡地、国連大学、TBSハウジング渋谷 東京(都立青山病院の跡地)になります。

かなり大きな敷地です。

 

車庫から青山通りに出てきた都電(路面電車)です。

青山通りを真っ直ぐ行く路線と、現在の骨董通りを通る路線があったそうです。

 

現在の青山通りと骨董通りの交差点のところです。

写真正面に写っているのはガソリンスタンドです。

今は洋服屋さんのマックスマーラがあります。

これらの路線と車庫は昭和43年に廃止となりました。

 

国連大学

その後、東京都は無償でこの土地を貸与し、ビルの設計を丹下健三氏に依頼し、日本政府の予算で国連大学本部ビルを建設。

国連大学本部とは、日本で生まれ、日本に本部を置く唯一の国連機関です。

 

国連大学と聞くと、普通の大学と何が違うの?と思いますよね。

中身はだいぶ変わっています。

 

ここ国連大学は大学と言っても大学生はいません。入試もありません。

国連大学では、世界の研究者たちが高い水準の共同研究や発表を行い、その学術的成果を国際連合の活動に役立てることを目標に日々研究に励んでいるのです。

 

よく外国人の研究者に国連大学の場所を聞かれるんですよね。

先日はアフリカから上智大学に留学に来ていた青年でした。

日本に来て6ヶ月という彼の日本語のうまさに本当に驚きました。

彼が私に話しかけたのも、道を尋ねるのだけが目的ではなく、日本語の練習をかねて日本人と会話をしたかったからの様でした。

彼が日本の大学で研究しているテーマの論文が賞を取ったから、国連大学で発表と研究に参加出来る資格を貰ったと言っていました。

 

いやぁ〜、勉強熱心で本当に頭が下がります。

 

彼は自分の国であるギニアだったかな、そこで2年間独学で日本語の勉強をしていたのだそう。

ギニアでは、日本語を学びたくて、日本料理のお店でバイトをしたら、経営者もスタッフも中国人だったと笑って話していました。

彼の国では日本料理のお店が3つあったけど、全て中国人が経営していたそうです(笑)

 

話がズレてしまいました。

表参道の歴史に話を戻しまして〜

 

ラフォーレ原宿

1978年(昭和53年)、表参道と明治通りの交差点に、現在の「ラフォーレ原宿」がオープンします。

 

ちなみに「ラフォーレ原宿」が建設される前、この場所は穏田三丁目という住所で、交差点の角はセブンスデー・アドベンチスト教団の東京中央教会がありました。

セブンスデー・アドベンチスト教団の東京中央教会は現在は「ラフォーレ原宿」の裏にちゃんとあります。

 

この「ラフォーレ原宿」のオープンにより、表参道はファッションの街へと発展していきます。

 

ペニーレイン

そして1970年代の表参道といえばもうひとつ「ペニーレイン」

1973年、吉田拓郎さんの歌に登場し、若者達の憧れとなったレストランバー「ペニーレイン」がオープンします。

吉田拓郎さんや南こうせつさんなど、当時人気を集めていたフォークシンガーやファッション関係者、アーティストなどの若者が頻繁に訪れる「伝説のバー」として知られていました。

バーは、客層などの変化に伴い1990年に閉店。

が、「ペニーレイン」に比べ大人が楽しめるバーとして1975年にオープンした系列店の「ライムライト」は営業を続けていたため、このお店をリニューアルする形で2006年「ペニーレイン」が復活しました。

かつて「ペニーレイン」があった所には、今は「原宿餃子楼」があります。

ちなみに「原宿餃子楼」については、こブログでもご紹介させて頂きました。

ご興味がある方は。下記のブログをご覧下さいね。

表参道では人気のお店なんですよ。

 

そして2006年復活した新しい「ペニーレイン」は、そのすぐ近くにありますよ。

 

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クリスマスイルミネーション

そして表参道では1991年、クリスマスイルミネーションがスタートします。

ケヤキの木を豆電球で覆う大がかりなイルミネーションは冬の風物詩となりました。

 

SMAPの「夜空ノムコウ」のPVで、表参道のクリスマスイルミネーションが使われていた事も、表参道のクリスマスイルミネーションの知名度を上げた要因の1つです。

冒頭にでてくるのが豆電球で行っていた時のクリスマスイルミネーションです。

 

近年のLEDのクリスマスイルミネーションと比べると、暗く、オレンジ色の灯りで、よりヨーロッパっぽい雰囲気がしていました。

また、まだ表参道ヒルズではなく、同潤会アパートだったので、より周囲が暗かったので、今よりもよりムードがあったんですよね。

 

個人的には昔の豆電球のクリスマスイルミネーションが好きですが、この豆電球はかなりケヤキの木に負担がかかるとの事で中止になったのです。

 

また、見物客に対する周辺住民の不満や資金難も影響し、1999年から中止になります。

 

が、その後、『またやって欲しい』という声があいつぎ、2006年に電球の替わりに並木の間に巨大な行灯(あんどん)を置くライトアップ「表参道akarium(アカリウム)」がスタート。

 

昼間に初めて見たときは、大きな和風の行灯に圧迫感を感じたのを覚えています。

 

ですが、地味や目立たないなどの声もあり、すぐに終わってしまいます。

 

 

電飾をLEDに変更し、取り付け方法も工夫するなどし、枝や幹への負担軽減を施すかたちで、2009年に11年ぶりのあの表参道のクリスマスイルミネーションは復活を遂げたのです。

 

 

クリスマスイルミネーションが始まる時期になると、朝早くからLEDライトの点灯チェックをよくしています。

昨年の2019年からは光のゆらぎの演出が始まったので、特に念入りにゆらぎ具合をチェックしていました。

 

この日はボン君とお散歩中に、早々とイルミネーションを見れてラッキーな朝でした。

ボン君、クリスマスイルミネーションを独り占めよ!

やったね〜!

 

ここ表参道のクリスマスイルミネーションは1色のみで、近年のカラフルで派手なクリスマスイルミネーションのトレンドからいったら、やはり地味な方に入ります。

 

それでも表参道のクリスマスイルミネーションは大人に人気で、外国の様で素敵といまだに人気があるのですが、それには街全体の努力がある事をご存知でしょうか?

 

表参道の街づくり

表参道では、既存の景観を壊さずケヤキ並木に溶け込むような建築デザインを求められます。

これは法律などで決められてる訳ではなく、あくまでも任意のもの。

各ブランドは、既存の景観を壊さずケヤキ並木に溶け込むような建築デザインで、自社の魅力を表現したお店作りをしているのです。

 

トッズ

 

ヒューゴ・ボス

 

ルイヴィトン

 

また表参道は文教地区として、ゲームセンターやパチンコ店などの進出を抑制。

街に相応しくない屋外広告の規制も行っています。

 

明治神宮の参道として開通し、発展した表参道の美しさは、外資系ハイブランドのこういった土地に対する理解によっても成り立っているのです。

 

まとめ

2020年の今年、表参道が開通して100年となります。

様々な人々や歴史的背景により、ファッションをはじめとした最先端の文化の発信地と発展していった表参道。

また最先端な事だけでなく、
明治神宮の参道であることや、季節ごと様々な顔を見せるケヤキ並木の存在など、開通当時から変わらない要素を守りながら発展している点も表参道の特徴の一つなのです。

地元住人として、表参道がこれからも守るべきものを守りながら、この先も更なる発展を続けていく事を願っています。

そして皆さんに、もっと表参道を好きになって貰えたら嬉しいです!

 

あっ!そうそう、表参道にお越しの際は2つだけ気を付けて頂きたいことがあります。

 

ゴミはゴミ箱へ

ケヤキの木の根は踏まないで

 

この2つだけ、意識して貰えたら嬉しいです。

 

表参道には最低でも片側4か所、計8か所にゴミ箱が設置されています。

ですから、自分がだしたゴミはちゃんとゴミ箱へ捨てて下さい。

みんなで気をつければ、表参道はさらに綺麗になり、衛生的で快適な街になるのです。

みんなが気をつける事により、毎朝表参道を掃除している人がどんなに楽になることか。

これからは表参道でゴミがでたら、この事をちょこっとでも思い出してくれたら嬉しいです。

 

そしてケヤキの木の根。

たまにケヤキの木の根の上に荷物を置いていたり、飲みかけのドリンクを捨てる方を目にします…。

表参道のケヤキの木は、町内会の人達が長いこと大切に守ってきたの木なのです。

自分が大切に守ってきたものをぞんざいに扱われたら、誰だって嫌な気持ちになりますよね?

しかも木は生きているのです。

この前は最悪なシーンを目にしました。

朝、ボン君とお散歩をしていたら、酔っぱらった男性がケヤキの木の根にオシッコをかけていたのです…。

犬であるボン君ですら、ケヤキの木にオシッコはかけません。

20メートル先には、綺麗な公衆便所があるのに、その男性は立ちションをしていたのです。

本当に腹が立つ光景でした。

 

こういう人が1人でもいなくなる事を願います。

 

まぁ、この2020年という時代に、こんな人は稀でしょうけど。

 

では、本日はこの辺で!

 

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